専門職は同じような仕事でも、企業の体制によって将来の状況は大きく変わります。
ここでは資格や経験がないと食っていけない職種の特徴をまとめました。
ぜひ、転職する際の参考になれば幸いです。
資格や経験がないと食っていけない8つの業種
IT・通信
開発エンジニアは人手不足で、インドなどの優秀な外国人を積極的に採用している。ただ、外国人は定時退社が当たり前なので、サービス残業ができる日本人にも需要はあります。
営業・企画
現在は営業もIT化が進み、昔ながらの飛び込み営業やテレアポの新規開拓は激減中。
企業としては、ITを活用した新しい開拓業や営業企画ができるアイデアマンが欲しい所です。
営業職のトレンド
- 営業は基本的に削減傾向
- 新規の飛び込みやテレアポは激減
- 営業はメールやチャットがメイン
- 新規開拓・営業ができる人にチャンス
建築・土木
採用意欲は旺盛で地方でも求人が多い。ただ、経験が要求される職種が多く、未経験者が採用される部門はブラックな所が多いのが現実。さらに今は景気が良い業界だがオリンピック以降が問題となってくる。
電気・機械
やはりloT、自動化などの専門技術や経験が無いと採用は難しい。期間工からキャリアアップすることも不可能では無いが、「未経験可」の中小企業はブラックが多いので要注意。
医療・科学・素材
医療や新薬開発、新素材、バイオ分野などは、基本的に資格や経験がないと入れない世界です。
とくにバイオは当たるとデカイが当たるかどうかは数年先でないと分からないのが厳しい。医療×ITベンチャーなら資格なしでも大丈夫な所もある。
販売・サービス
かつてはブラックの代名詞だったが、現在は労働環境を改善しないと人材不足になる状況。したがって未経験者でも採用は多く、頑張れば稼げるが、馴染めないと鬱で辞める人も…
クリエイティブ
Webやゲームのクリエイティブは華やかに見えるが、長時間労働にブラックになりがち。もちろん、センスやスキルが必要になるので、好きな仕事でないとストレスが溜まる一方。
さらに将来的には進歩が著しいAIに仕事を奪われる可能性もあり、独自で働ける環境も作らないといけない。
金融・専門職
金融は保険の代理店が入りやすいが、生保は親兄弟全員を顧客にするブラックな側面もある。それに対し、損保のハードルは低いが、本気でやるなら結局は資格も必要になる。
資格や経験のない人は上を目指せる業種を目指そう
経験や資格のない人が転職する場合、募集が多く入りやすいのは、やはり営業や販売・サービスなど基本的には長時間労働で低賃金な仕事になる。
とは英え、かつてはブラックと呼ばれた業種であっても、現在は人手不足で職場環境も改善されている。また、資金も上昇しつつあるので頑張ればしっかり稼ぐことができます。
ただし、上を目指してステップアップしないと、将来は体力的にキツくなります。
一方、IT、金融、建築、メディカルなどの専門職は、そもそも資格や経験がないと採用されない。やはり専門職ではなくITベンチャー企業で、資格を問われない職種を選ぶのが現実的と言えます。