webデザイナーはセンスが重要ではない
webデザイナーはセンスが重要だと思っている人も少なくは無いと思われますが、実は重要なのはセンスではなくスキルです。何故ならwebデザインはアナログではなくデジタル的な要素が多いからです。
勿論アナログでデザインをするという事も出来るわけですが、デジタルでしなければ最近の多種多様な需要をこなすことは出来ないでしょう。デジタルという事は、学んで習得をすることが出来るという事になりますから、センスではないということが分かるはずです。さまざまな技術はデジタルになれば学ぶことで習得をすることが出来るという事ですから、もうこれはセンスやひらめきの類ではなく、どれだけ多くの知識を学んで多くの技術を習得するのかがカギになる事は間違いありません。デジタルの社会というのは、ひらめきで何とかなる程甘い世界ではないという事が言えるかもしれません。
デジタル社会はどんどんと新しいモノが開発されていくので、それについていく必要があります。つまり、常に技術の習得が求められるものだという事も分かれないようにすべきです。これが出来るようになったから終わりというような事ではないわけで、これが出来てもまた新しい技術が開発されるので、それらを習得していく必要があります。
webデザインは勉強すれば誰でも取得できる
デジタルという事は勉強をすれば誰でもwebデザインを取得することは出来るという事を意味しています。デジタルの世界はとてもシンプルで出来るか出来ないかというだけの事です。無から有を作るというような事ではないわけで、知っていれば出来るし知らなければ出来ないというとても分かり易い状況になります。
デジタルデータというのはコピーも簡単に出来て、それをする為の方法などもデジタルデータで保存されていきますから、これを再現することも出来るという事になります。ですから、やり方を知ってしまえば誰でも同じものを作る事が出来るというわけです。知らなければ出来ませんが、知ってしまえばそれで技術を習得することが出来るようになるのが特徴的だといっても良いでしょう。
そのため、あっという間に技術力が上がったかのような事になるのも特徴的です。何しろ機能まで知らないが為に出来なかったことが、知ってしまったことで急にできるようになってしまうわけです。
こんな方法があったのかという事が分かっただけで、一気にさまざまな事が出来るようになるのが、このデジタルデータの特徴でもあります。アナログの場合だとこのような事は不可能で、一つの技術を習得するにも時間がかかりやすいという特徴があります。
デザインセンスが求められるのはアーティスト
デザインにセンスが求められるのはアーティストであって、webデザイナーでは無いというのが注意すべきところです。webデザイナーをアーティストのように勘違いをしている人もいますが、アーティストとwebデザイナーとは大きく違うところがあります。
それはアーティストは他人には作れないものを作って芸術品としますが、webデザイナーは他人でも作れるものでも良いので、とにかく人々から支持されるものを作るという事になります。そのため美しくてきれいという事も重視はしますが、見やすくて使いやすいといったような実用面を意識するようになります。
アーティストはひたすらに美を求めたりしますから、別に実用性のようなものは度外視してつくるといっても良いでしょう。場合によっては意味なく大きなものを作ってみたり、不必要に作業工程を増やしてみたりもします。
ですが、webデザイナーはそのような事は決してしません。意味なく大きなものを作っても邪魔なだけですし、作業に不要な工程があるのであれば、それは真っ先に無くしていく対象となります。ひたすら実用面を考えて作業をするのがwebデザイナーの仕事の進め方でもあります。
無駄なことは何一つしてはならないと考えるべきでしょう。
webデザイナーに大事なのはスキル
このように考えてくるとwebデザイナーに大事なのはスキルという事も分かるはずです。アーティストは的な突飛な発想などは必要ではなく、ひたすら機能性を考えたり、実用性を考えたりしていけばいいわけです。
こうした事を考える場合には発想ではなく、これまでの実績がものをいうようになります。あの時に作ったものは実用的で良かったという事になれば、それを使えばいいわけです。
これまでになかったものを作って世間をあっと言わせるというような事ではなく、使っていてとても楽に使えて、メモ疲れなくてとても気分的に良いというようなデザインが求められるようなところになってくるので、これを作るにはスキルがあれば良いという事になります。
逆にスキルがなければなにが良いのか、何が悪いのかも分からないのでどうしたらいいのか分からないという事になってしまいます。ですから、常に学ぶという事が必要になるわけで、これはどれだけ技術力が上がっていたとしても、常に学んで新しい知識や技術を取り入れていく必要があります。
そうした事をしていく事で自然に技術や知識が増えていき、自分が出来る範囲も増えていく事になり、仕事も増えるという好循環が始まり始めることになるわけです。
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